イギリス留学歴があり、医師と作家を兼業する著者が、今は亡き祖母との最後のロンドン旅行を振り返って書いた旅行記エッセイ。 裕福な家庭で育ち多趣味だったが、この旅行時点では足が不自由で健康面に不安を抱えた祖母を介助しつつの旅行なので、苦労や不安は絶えない。飛行機CAや高級ホテルのスタッフの支援を最大限活用するも、「祖母姫」の厳しい審美眼や予想外のトラブルをかいくぐりつつの二人旅。 微笑ましく読みながら、ふと「祖母姫」が今は亡き人であるのに思い至って胸を突かれる。

母ではなくおばあちゃんというところがミソ 何となく一目置いてしまう存在 気高く わがままにもそれなりに意味が有るような 高齢者ならでの尊厳というか 抗えないものを感じます 今 現代人が年をとってもこんな風に誇り高くはなれないかなと 時代かな 最後の章での おばあちゃんが孫娘に 性格を的確に言い当てる場面 目から鱗とはまさにこの事 お化粧 身支度は自分のためであり 相手に対しての謙虚さの現れでもあると こんな風にはなかなか言えないと思いました

姪に読んでもらいたくて購入しました。私はすでに読んでおり、おばあちゃんっ子の姪が私の母といつかこんな旅をしてくれたらなという想いを込めて姪にプレゼントしました。 自分自身も手元に置いておきたい一冊です。

まだ、全部を読んでいませんが、軽快な文章のエッセイで、この著書の本は初めて読みますが 楽しんでおります。

軽快で爽快。笑えてホロリ。 走りまわる孫。 マイペースおばあちゃん。 楽しく読めて良き。