この本は「土の文明史」「土と内蔵」「土・牛・微生物」の三部作の最終章といえると、書いてありました。その言葉通り、前の作品の「土の文明史」あってこその本なので、まだ未読の方はそちらを読んでからの方がいいかなと思います。 「土の文明史」で書かれた数々の問題提起を、こんな解決策もあるかもしれない。と、作者なりにだした答えや希望をいくつか具体的に提案している本です。 農業の専門知識がない私でも読めました。 読みやすさでいうと、「土と内臓」が一番読みやすく、意外な知識がいっぱいで面白かったです。

環境保全型農業の広がりについて専門外の方にも分かりやすく伝える良い本と思います。　私農業のプロですが、アメリカでの進み方には驚きました。３０年近く前には「新しい取り組みで、将来性は分からないと」と聞いておりました。世界は良い方へも進歩しているのかとホッとしました。　詳しいデータなどを示すものが無いのですが・・・これは専門家ならご自分でお取り寄せと言う事でしょうか。

微生物の逞しさ、豪快さに惹かれます。微生物の恩恵を噛みしめ社会に貢献しようと思いました。